こども未来塾

2015/6/14

今年度も、こども未来塾 リーダー研修が始まりました。
今回は、塩尻市内の小学校9校から、29名の児童会役員が参加してくれました。

講師は様々な地域で、リーダー研修や仲間づくりの研修をしている
ON-WIPPSの田口さんです。


研修をはじめるにあたり、主催の教育委員会
山田教育長のお話をしていただきました。
子どもたちに分かりやすくお話ししてくださいました。


まずは、リーダーとは何か。
自分の行動パターンは？　やってみよう！という行動タイプ？　慎重に計画を立てる計画タイプ？
また、5つのリーダーシップ型について。リーダーにはいろいろなタイプがあるというお話。
自分は、どのようなタイプのリーダーなのか、考えます。


自分のリーダーのタイプなどを記入した自己紹介シートを持って外へ。
他の学校の人たちと交流しながら、自己紹介していきます。


一度ペアになった人に再び出逢い、覚えているかを確認。
覚えられている人、忘れてしまった人などいろいろです。

自分がリーダーだという事を意識しながら、グループで課題に取り組みます。
まずは、フラフープリレー。フラフープをくぐって一周します。
早く回せるようにするには、どうすればいいかな？
アイディアを出し、工夫し、どんどん挑戦していきます。

自分の意見は言えたかな？他の人の話が聞けたかな？
あとで振り返ります。

次に、まほうのリング。
フラフープをみんなが1回くぐって、元の状態に戻るというもの。
ふつうにやるとひっくりかえってしまいます。
みんなで頭をひねって考えます。
お話しをしに来てくださった市長も、注目してみてくださっています。


いったん建物の中に入り、塩尻市のリーダー、塩尻市長からお話をお聞きします。
リーダー研修の目的子どもの頃のお話、市長として実施していることなど、
こどもたちに分かるようにお話ししてくださいました。


話の後の質問タイムには、市長になって良かったことや、なぜ市長になったのかなど
いろいろな質問が出ました。
こどもたちとの対話の中で、リーダーとして大切なことを伝えていただきました。
塩尻市のリーダーから話を聞く、貴重な機会になりました。

お弁当を食べ、午後の活動です。
人はそれぞれに常識が違う。
理解するときのスピードや感じ方が違うということを
ゲームや体験を通して実感します。
面白いゲームがいろいろ登場しました。


そして、外に出て活動。
みんなで協力して取り組むために、自分ができることを意識していきます。

エブリバディアップ。手をつないで、同時に立ち上がります。
2人から4人、8人、16人と人数を増やしていきまs。
どうすれば成功するかな？


次にズーム。
一定の法則に絵をできるだけ早く並べるというもの。

どうしたら早くなるか、3人1組で考え、案を出します。
みんなの案を出し合い、全体の案にしていきます。

最後は、パイプライン。
全員で協力して、玉をバケツまで運びます。

なかなか成功しません。
その中で、自分にできることは何か？自分から関わっていくことなどを感じていきます。
それぞれに気付いたこと、感じたことがあるようです。

室内に入り、最後の講義。
体験学習のサイクルについて。
計画し、実行した後、振り返りで確認して、新しい計画を立てて実行していく。
この繰り返しによって、目標に近づいて行くということ。

そして、今回の学びを学校でいかすためのアクションプランづくり。
「何のために、どうなった欲しいからやるのか」
それをきちんと考えたうえで、プランを作ります。
企画の立て方を学び、それに沿って学校ごとにプランを考えていきます。


短時間で集中してプランをつくりました。
途中の学校もありましたが、完成した2校の学校はみんなの前で発表してくれました。


次回のリーダー研修までに、学校で実行してもらいたいと思います。

他の学校との交流ができたり、他の学校の話が聞けて、
子どもたちにとって、良い機会になったようです。
リーダーとして、自分の出来ることに挑戦して行ってもらいたいと思います。

次回は11月となります。
実行したプランについての報告など、楽しみにしています。